拝殿

大きな注連縄が目に付く拝殿は昭和53年に建てられ
昭和59年に拡張の工事が行われました。
この拝殿の前で参拝者は熊野大神様へご拝礼頂き
ます。(拝礼作法は二礼二拍手一礼です。)
ここで年間の様々な祭典が斎行され、参拝者の方々
のご祈念等もご奉仕致しております。
参拝者の方が熱心にお願いをしている姿や、おみくじ
を引くことも出来、その内容を読む姿が見られます。

手水舎

神社に参拝する際、まず始めに目に付く
建物です。
参拝者はここで手水をしてお清めをします。
まず左手を、そして右手、次に左手で水を
受けて口を、最後にまた左手を漱ぐという
作法で清めます。
(詳しい手水の作法は「参拝の作法」を参照
して下さい。)
昭和41年(1966)に新築されました。

随神門

石段を登るとすぐ目の前に建ち、大きな注連縄
が張られている神門。
明治19年(1886)、昭和3年(1928)に改築
されました。
両側に神社を守る神様がお祀りされています。
内側には木の短冊にお願い事を書く「祈念木」
があり、又、御屋根の葺き替えの寄付をお願い
致しております。

鑚火殿

萱葺きの屋根に四方の壁は檜の皮で覆われ、
竹でできた縁がめぐらされています。
鑚火祭の舞台となる場所であり、燧杵・燧臼が
保管されています。
又、出雲國造の「火継式」に使われます。
この建物は大正4年(1915)に鑚火祭が
熊野大社で行われるようになったことから
翌年氏子により建てられました。
他の神社では見ることの出来ない当社特有
の建物であります。
現在の物は平成3年に奉新建されたもの
です。

舞殿

屋根は四方に広がり、蔀戸は常に開け
放たれています。
内側の壁には昔の様子を描いた絵が
掛けられています。
現在建っている舞殿は、もともとは拝殿と
して利用されていたたてもので昭和53年
(1978)に造宮が行われた時に、舞殿と
して移し変えられました。
舞殿では神楽や舞いが奉納されたり節分
などでは豆まきが行われます。

祓所

ここは、お祭を奉仕する神職などが始めに
お祓いをする所です。
奥の中央に石の祭壇があり、ここに祓いの
神様をお呼びして祓いの儀が執り行われます。
周りに注連縄が張り廻らされ中は地面一面苔で
覆われ、そこに石の祭壇が組まれており、とても
神聖で神秘的な場所です。
昭和61年に修造されました。

御神水

荒神社の横に御神山から流れ出している御神水
です。
昔から神饌や、斎館で使う御水として使うために
近くから湧き出たばかりの清水を引いてきたもの
であります。
その御水を参拝された方々もお頂きできますよう
に清美してあります。
どうぞお頂き下さいませ。

環翠亭

参拝者の憩いの場、休憩所となっています。
この建物は昭和61年(1986)に、昭和
天皇の御在位60年を記念する事業の一環
として建てられたものです。
周囲の壁には出雲神話や熊野大社の行事
にちなんだ絵が掛けられています。
又、この建物の横には池があり色鮮やかな
鯉たちが泳いでおり餌をあげたりと、参拝者の
目を楽しませています。